貧困の子供が増えたのは?親の非正規労働者が大いに関わっている!

両親が離婚して、母子家庭になった母親の雇用は殆どがパートで、毎月ギリギリの生活をしています。やはり配偶者のいない生活というものは、とても大変です。どうしても自分が働かないと、子供を食べさせて行くことすら難しくなっていくからです。

でも両親揃っていても、貧困世帯が増えています。本当に背景に不況が長引いたのが原因で、一家の大黒柱がリストラされたのでは、家族全員が生活の危機です。でもそれでも子供のために両親は働くしかありません。

現代は子供のいる既婚者男性の転職が多く見られるようになりました。理由は少しでも収入のいい所へ移りたいと考えるからです。まあ、収入が少しでもいい所へ移りたい考えは男女関係はありませんが、妻の立場からしたら、夫の転職はハラハラドキドキの連続です。

転職に成功したとしても、新しい職場で長続き出来るかどうかの保証もありません。その反面会社は辞めたものの、次がなかなか決まらないパターンもよく見られることです。

失業保険を貰いながら、次の職場への応募、そして面接を転々とする…しかし不採用ばかり…!!こうなるといくら失業保険貰っていても、収入には限界が来ます。

失業保険は一般では大抵90日支給されますが、その期限が切れてしまうとたちまち生活に困ります。収入が0になってしまうわけですから。そうなると妻もパートへどうしても出て行かざるを得ません。

妻のパートで生活をやりくりするのは、とても難しく、生活全体を支えることなど本当に無理なのです。ですから一家の大黒柱が安定した職につかないと家族全員安心出来ません。夫婦2人だけならまだしも、子供がいる以上、どうしても職は見つけねばなりません。

ですが現代は、年齢ではじかれることが多くなり、本当に30代後半から正社員での転職は難しいです。この転職の難しさは経験した方なら誰しも分かるはずです。年齢が高くなると、上司が年下で部下の方が年上になり、とてもやりにくいとされています。

ですから正社員で決まらないとなると、非正規で働いて繋ぐしかありません。親が非正規だと収入面からもう途端に大きな不安が出て、子供を学校へ行かせていけるのかも大きな不安要素です。

母子家庭の母親がWワークをするように、両親揃っていても非正規でWワークするのも珍しくはありません。夫の場合、昼間は工事現場の警備、そして夜間はコンビニのアルバイト、妻は昼間はスーパーでのレジのパート、夜は手内職など色々なパターンがあります。

本当に40歳超えると男性でも女性でも正社員での採用は難易度が高くなるばかりです。

親が非正規のままだと、そのあおりで子供までもが貧困になっていきます。非正規で働いていると、貯金をする余裕って本当にありません。食べて行くのがやっとなのです。

やはり自分たちが望んで産まれた子供達を貧困の犠牲にしないためにも、「子育て支援」「児童扶養手当」の制度もありますので、よく調べたうえで利用するべきではないのでしょうか?

やはり子供の貧困が増えてきたのは、親が非正規のまま働き続けているのが大きく関わっています。生活の安定性、これ以上貧困にならないためには、正規として働ける環境づくりをすることです。それが貧困子供にしないための親の義務、責任でもあります。