思えば?バブル絶頂期から崩壊を境に日本の雇用や生活に変化が起きた

皆さんは「バブル」って正式な意味をご存知でしょうか?この「バブル」とは日本語で、「水の泡」を意味します。そういえば昭和時代の終期から平成になってからの暫くは「バブル絶頂期」だったのです。

日本中物凄く景気が良く、主に株式や不動産などの経済が大拡張を起こし、まさしく高度成長期時代以来の良い時代でもありました。

「バブル絶頂期」の正式な時期は昭和61年12月から平成3年2月まで続きました。この最中に昭和天皇が重い病に倒れて、吐血し暫く療養されてたことを配慮し、自粛ムードもありました。

そして昭和64年1月7日、昭和天皇崩御により、昭和時代は幕を下ろし、平成へと変わりました。そして自粛ムードは一気になくなり、好景気は続きました。

あの頃の日本はどうして好景気だったのでしょうか?当時日本は円安であり、輸出業に関しては絶好調でした。一方アメリカでは自家産業が深刻な赤字となり、輸出業に関しては不調でした。

海外から日本製品は質がいいと高く評価され、車や電化製品などが売れに売れました。それに雇用情勢も良く、仕事も探しやすい時代でもありました。ですから仕事がふんだんにあったお蔭で安定して長く働くことも可能でした。

私の父は自営で建築業を経営していました。ですからバブル絶頂期には不動産を手に入れたい人が多く出て、分譲一軒家は調子よくあれよあれよと売れていきました。ですから父自身も新しい家の建てがいがありました。新しいお客さんがすぐに家を買いたいと飛んできましたので。

注文住宅も調子よく売れました。ですがこのバブル絶頂期も平成に入ってから、長くは続きませんでした。何故バブル崩壊を引き起こしたのでしょうか?それは日本銀行が不動産の土地融資に関する金融関連の引き締めを行い、その上「総量規制」がかかってしまいました。

この「総量規制」とは、大蔵省が平成3年3月に前金融業者に通達した行政指導です。これを境に不動産に関する融資は大幅に抑えられ、日本全体が好景気から一気に不況になりました。

これがバブル崩壊の原因だったのです。

大手証券会社も株の大暴落となり、景気はますます冷え切っていきました。ですからバブル崩壊後は沢山の企業が倒産に追い込まれたり、人員削減のため大勢のリストラを出すなど、雇用情勢までもが悪化していきました。

雇用情勢悪化のため、ハローワークや駅に置いてあるフリーペーパーなどの求人もぐ~んと減り、リストラされた人々は職探しに必死でした。ですが求人数が少ない割に求職者の数の方が大幅に多かったため、なかなか新しい職につける人は少なかったです。

勿論私の父の仕事も大きな打撃を受けました。不動産金融に総量規制がかかったために、分譲住宅が売れなくなってしまったのです。自営業は本当に不況になるともろに不利になるどころか、収入も極端に下がってしまいます。

私の父だけじゃなく、やはり職が見つからない人達は収入を少しでも繋ぐために、アルバイトで働く人が増えてきました。ですが肝心のアルバイトさえも見つからない有様で、日本人はまさに不況の嵐に暫くさらされる羽目になりました。

やはりバブル崩壊を境に世の中に変化が起こりつつありました!